7日、水揚げした稚魚を船に運ぶ地元の漁業者ら。(小型無人機から、海口=新華社配信)
【新華社海口4月9日】ブリの稚魚19万匹を積んだ日本船籍の漁船「第58真好丸」が7日午後、中国海南省陵水リー族自治県の新村港から鹿児島に向け出航した。
7日、稚魚の積み込み作業をする日本船籍の漁船「第58真好丸」。(小型無人機から、海口=新華社配信)
地元の貿易会社、海南宇政貿易の符聡聡(ふ・そうそう)副総経理は「海南は地理的位置、水温、水質のいずれも稚魚の生育に非常に適している。地元で養殖した稚魚は品質が良く、生存率も高いため、日本の企業に人気があり、市場の需要量も着実に増えている」と語った。
同省ではここ数年、稚魚の輸出が急速に伸び、漁業・養殖産業が高度化している。海南自由貿易港建設の全面的推進を背景に、稚魚産業の規模拡大も同省の貿易発展の新たな原動力になると期待される。(記者/楊冠宇)