習近平主席、仏大統領・ＥＵ委員長と３者会談

   ６日、撮影に応じるマクロン氏（左）、習近平氏（中央）、フォンデアライエン氏。（北京＝新華社記者／翟健嵐）

  【新華社北京４月７日】中国の習近平（しゅう・きんぺい）国家主席は６日、北京の人民大会堂でフランスのマクロン大統領、欧州連合（ＥＵ）のフォンデアライエン欧州委員長と３者会談を行った。

  習近平氏は次のように指摘した。マクロン大統領とフォンデアライエン委員長がともに訪中したことは、対中関係を発展させようとするＥＵの前向きの意思を表しており、中国・ＥＵの共通利益に合致している。現在、国際情勢は複雑で変化が激しく、ウクライナ危機が長期化し、ポストコロナの世界経済は回復力が不十分だ。国際金融市場は安定せず、発展途上国が直面する困難は増えている。中国とＥＵは対話と協力を堅持し、世界の平和と安定を守り、共同発展・繁栄を促し、人類文明の進歩を推進し、手を携えて世界的な課題に対応すべきだ。

  習近平氏は次のように述べた。中国とＥＵが全面的戦略パートナーシップを樹立してから今年で２０年になる。中国はＥＵとともに関係発展の方向性と基調を把握し、各レベルの交流を全面的に再開し、各分野の互恵協力を活発化させ、妨害を排除し、中国・ＥＵ関係の発展と世界の平和、安定、繁栄に新たな原動力を注入していきたい。

  ６日、北京で行われた習近平氏とマクロン氏、フォンデアライエン氏の３者会談。（北京＝新華社記者／翟健嵐）