中国西部地域初の原発、防城港原子力3号ユニットが稼働

中国西部地域初の原発、防城港原子力3号ユニットが稼働

新華社 | 2023-04-02 16:10:02

   【新華社南寧4月2日】中国原子力大手、中国広核集団(CGN)はこのほど、広西チワン族自治区の防城港原子力発電所3号ユニットが稼働し、発電を開始したと発表した。同ユニットは中国が独自開発した第3世代原子炉「華竜1号」を西部地域で初めて採用、今回の稼働で商用運転の条件が整った。同集団の稼働中原子力発電ユニットは27基となり、設備容量は3056万キロワットを超えた。

   防城港原子力発電所は西部地域に建設された初の原発で、3号ユニットは同集団が40年余りにわたって蓄積してきた原発に関する研究開発、設計、建設、運営のノウハウを結集して建設された。

   発電所を運営する防城港原子力発電の梅俊(ばい・しゅん)董事長は3号ユニットの稼働と発電開始について、中国が独自の知的財産権を持つ「華竜1号」の安全性と成熟度を改めて裏付けるものだと強調。同発電所は第1期、第2期プロジェクトが完成すると発電量が年間345億キロワット時を超え、587万人分の生産・生活の電力需要を満たすことができると述べた。

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