国家主権と領土保全を断固として力強く守る 中国外交部

国家主権と領土保全を断固として力強く守る 中国外交部

新華社 | 2023-03-31 17:21:02

   【新華社北京3月31日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は30日の定例記者会見で、米国が中国の厳正な申し入れと再三の警告を顧みず、頑として蔡英文(さい・えいぶん)氏の「経由」を手配したことに対し、中国は厳正に抗議し強く非難すると述べた。毛氏の発言は次の通り。

   中国は、米台のいかなる形式の公式往来、台湾地区指導者のいかなる名目、いかなる理由による米国への立ち寄り、米国政府と台湾の間のいかなる形式の公式接触にも断固として反対する。米国が中国の厳正な申し入れと再三の警告を顧みず、頑として蔡英文氏の「経由」を手配したことに対し、中国は厳正に抗議し強く非難する。

   米台が結託して、「経由」の名目で蔡英文氏が米国で政治活動に従事できるよう手配し、それを機に米台間の公式往来と実質的な関係を引き上げようとたくらんだことは、「一つの中国」原則と中米間の三つの共同コミュニケの規定に著しく違反し、中国の主権と領土保全を著しく損ない、「台湾独立」分裂勢力に著しく誤ったシグナルを送ることになった。これはまた、現在の台湾海峡情勢が新たな緊張に直面している根本原因が、「米国に頼って独立をたくらむ」ことを繰り返す台湾当局と、「台湾をもって中国を制する」ことを意図的に推進しようとする米国の一部の人々にあることを改めて証明している。

   台湾問題は中国の核心的利益の中の核心であり、中米関係の政治的基礎の中の基礎であり、中米関係の中で越えてはならない最初のレッドラインだ。

   中国は米国に対し、「一つの中国」原則と中米間の三つの共同コミュニケの規定を順守して、「台湾独立」を支持せず、「二つの中国」や「一中一台」を支持しないという約束を実際の行動で果たし、いかなる形式の米台間の公式往来、米台間の実質的な関係の高度化、「一つの中国」原則の形骸化・空洞化もやめるよう促す。中国は引き続き事態の成り行きを注視し、国家主権と領土保全を断固として力強く守る。

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