中国外交部、ボアオ・アジアフォーラム年次総会に期待を表明

中国外交部、ボアオ・アジアフォーラム年次総会に期待を表明

新華社 | 2023-03-28 10:39:58

   【新華社北京3月28日】中国海南省瓊海(けいかい)市博鰲(ボアオ)鎮で28~31日にかけて、ボアオ・アジアフォーラムの2023年年次総会が開催される。開会式は30日に行われる。中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は27日の定例記者会見で、同フォーラムに関する記者からの質問に答えた。

   記者:中国は国内外の指導者が総会に出席すると発表した。今年の総会に何を期待するか。

   毛氏:現在は国際的発展環境、地域的発展環境ともに複雑な変化に直面している。今回の総会は「不確実な世界:団結と協力で試練に立ち向かい、開放と包容で発展を促す」をテーマとしており、平和を求め、協力を探り、発展を促す国際社会の共通の声を反映している。

   中国はフォーラムのホスト国として、すべての参加者がボアオ・アジアフォーラムという国際交流のプラットフォームを利用して平和的発展、ウィンウィン協力の展望を共に描き、グローバルガバナンスの改善と世界の人々の幸福増進に向けた「ボアオプラン」に貢献することを期待している。

   記者:(総会出席し中国を公式訪問する)シンガポール(リー・シェンロン首相)、マレーシア(リー・シェンロン首相)、スペイン(サンチェス首相)3カ国の指導者にはどのような期待を寄せているか。中国は3カ国との現在の関係をどのように見ているか。

   毛氏:3カ国の指導者は、海南省でボアオ・アジアフォーラム年次総会の開会式に出席した後、北京を訪問する。中国の指導者は3カ国の指導者と個別に会談し、2国間関係や共に関心を寄せる国際・地域問題について深く意見交換する。

   リー・シェンロン首相は訪中回数が最も多い外国指導者の1人であり、今回は4年ぶりの訪中となる。中国とシンガポールは互いに友好的な近隣国、重要な協力パートナーであり、両国間の実務協力は地域内でも前列に位置する。中国は、今回の訪問が両国関係の質を高め、両国の協力をより質の高い方向へ発展させることを期待している。

   アンワル首相にとっては今回が就任後初の訪中となる。マレーシアは地域の重要な発展途上国、新興経済体だ。今年は中国とマレーシアの全面的戦略パートナーシップ確立10周年であり、来年は国交樹立50周年を迎える。中国は今回の訪問で両国関係が運命共同体構築という大きな方向へ絶えず前進することを期待している。

   サンチェス首相は今回が初の訪中となる。スペインは欧州連合(EU)内における中国の重要なパートナーであり、両国は今年、国交樹立50周年を迎える。われわれは今回の訪問を通じ、両国関係の今後の発展を計画し、両国の全面的戦略パートナーシップが再び新たな段階へ進むよう推進していきたい。

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