中国新疆で新たな地球近傍小惑星を発見

中国新疆で新たな地球近傍小惑星を発見

新華社 | 2023-03-14 10:24:34

   【新華社ウルムチ3月14日】中国科学院新疆天文台は、同天文台南山観測所の1メートル広視野光学望遠鏡(NOWT)が発見した地球近傍小惑星がこのほど、国際天文学連合小惑星センターに承認されたと明らかにした。仮符号は2023DB2で、同天文台が初めて発見した地球近傍小惑星となる。

   同天文台光学天文・技術応用研究室の責任者、アリ・イサムディン研究員は「世界各地にある複数の施設が実施した追跡観測により、2023DB2の絶対等級は21・76等、直径は約200メートルとサッカー場約2面分の大きさに相当することが分かった。太陽公転周期は1・06年で、地球軌道との最接近距離は3千万キロ以上と地球-月間の80倍になる」と説明した。

   今回の発見は、同天文台が南山観測所の1メートル広視野光学望遠鏡を使用し、アマチュア天文観測チーム「星明」と綿密に協力した結果だという。両者の協力は2022年12月に開始され、2023DB2は星明のメンバーが観測データをリアルタイムで分析することで発見した。

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