李強総理「中米協力に大きな可能性」　記者会見

   【新華社北京３月１３日】中国の李強（り・きょう）国務院総理は１３日、第１４期全国人民代表大会（全人代）第１回会議の閉幕後に開いた記者会見で、中米関係について次のように述べた。

   当面、重要なのは習近平（しゅう・きんぺい）主席とバイデン大統領が昨年１１月の会談で合意した一連の重要な共通認識を、実際の政策や具体的な行動に転化させることだ。

   米国内ではここ数年、一部の人が両国の「デカップリング（切り離し）」を騒ぎ立てているが、実際、それによって恩恵を受けている人がどれほどいるのかはわからない。中国の統計によると、中米貿易額は昨年、７６００億ドル（１ドル＝約１３５円）近くに上り、過去最多を更新した。中米両国の経済は「あなたの中に私がいて、私の中にあなたがいる」状態で、互いに相手国の発展によって利益を得ている。中米は協力できるし、協力すべきだ。中米協力には大きな可能性がある。囲い込みと押さえ込みは誰のためにもならない。