【新華社北京3月13日】中国有人宇宙プロジェクト弁公室は12日、中国の宇宙ステーション結合体が軌道上で安定的に運行しており、有人宇宙船「神舟15号」乗組員の体調も良好で、6月に地上に帰還すると発表した。
同弁公室によると、中国は今年、宇宙貨物船「天舟6号」と有人宇宙船「神舟16号」「神舟17号」を打ち上げる。これは中国の宇宙ステーションが全面的に完成し、応用・発展の新たな段階に入ってから行われる第1陣の飛行ミッションで、天舟6号は5月に打ち上げられる予定となっている。2回の有人飛行ミッションを遂行する宇宙飛行士も既に選定され、現在、訓練を受けている。
中国は宇宙ステーションの応用・発展段階でのミッションを実施するとともに、有人月探査ミッションを全力で推進している。同弁公室は、有人月探査の鍵となる技術の難関攻略と計画の論証が既に終わっており、年内は有人月面着陸段階の各種研究開発・建設作業に全面的に取り組むと明らかにした。