【両会】中国、国家金融監督管理総局を設立へ

   【新華社北京３月８日】中国の第１４期全国人民代表大会（全人代）第１回会議は７日、北京の人民大会堂で第２次全体会議を開催した。肖捷（しょう・しょう）国務委員兼国務院秘書長が国務院の委託を受け、国務院機構改革方案について説明した。

   それによると、国家金融監督管理総局を設立する。証券業以外の金融業監督管理を統一担当し、機構監督管理、行為監督管理、機能監督管理、透過型監督管理、持続監督管理を強化し、金融消費者の権利・利益保護を統一的に担当し、リスク管理・防止処置を強化し、法律・規定違反行為を法に基づき調査、処理する。国務院直属機関とする。

   国家金融監督管理総局は中国銀行保険監督管理委員会（銀保監会）を基礎として設立され、中国人民銀行（中央銀行）の金融持株会社など金融グループに対する日常監督管理職責、金融消費者保護に関する職責、中国証券監督管理委員会（証監会）の投資家保護の職責を国家金融監督管理総局に移管する。

   銀保監会を廃止する。