中国語を学びながら農業技術も習得　セネガルで新学期開始

  ２月２２日、セネガル・ダカール大学孔子学院の農業科学技術パークで、実習に参加する受講生を指導する中国人専門家。（ダカール＝新華社配信）

　【新華社ダカール３月５日】セネガル・ダカール大学孔子学院と中国セネガル支援農業技術専門家グループが共同で実施する「中国語プラス農業技術研修」プロジェクトはこのほど、２０２３年の新学期がスタートした。セネガル人受講生十数人が中国人専門家の指導の下、中国の農業栽培技術を学びながら、中国語レベルも向上させる。セネガルは農業国で、人口の約６０％が農村で暮らし、イネと落花生の栽培を中心とする農業に従事している。

  同学院は１９年から、中国語を学びながら職業スキルも身に付けたいという受講生からの要望に応え、セネガルの中国系機関・企業と協力し職業研修プラットフォームを共同で立ち上げた。

  ２月２２日、セネガル・ダカール大学孔子学院の農業科学技術パークで、実習に参加する受講生を指導する中国人専門家。（ダカール＝新華社配信）

　同学院の崔傑（さい・けつ）中国側院長によると、プロジェクトでは座学と実践を組み合わせ、中国人専門家が受講生を指導する。すでに２００人余りが卒業しており、家庭農場を開いたり、国の農業部門で働いたりしながら、現地の農業発展の新戦力として中国からの新技術と新理念を生かしている。

  ２月２２日、セネガル・ダカール大学孔子学院の農業科学技術パークで、実習に参加する受講生を指導する中国人専門家。（ダカール＝新華社配信）