「ＰＭＩの持続的な上昇で投資家が中国経済を楽観視」海外メディア

　【新華社北京３月５日】中国国家統計局サービス業調査センターと中国物流購買連合会（ＣＦＬＰ）が１日に発表した今年２月の製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は５２・６で、２カ月連続で好不況の節目となる５０を上回った。複数の海外メディアは、中国製造業の景気拡大が続いていることで、投資家が今後の中国経済を楽観視していると報じた。

　ロイター通信は、２月の中国製造業が過去十数年間で最も速いペースで拡大し、製造業ＰＭＩが１月の５０・１から５２・６に跳ね上がり、アナリストが予測した５０・５を大きく上回ったと報道。この数値は世界の市場を奮い立たせ、投資家の中国経済に対する見通しを楽観的なものにしたと述べた。

　フランス通信社（ＡＦＰ）は、２月の中国製造業ＰＭＩが予測を上回り、企業が機械を動かし、人々の移動が再び頻繁になったことで、世界２位の経済大国が力強い回復を見せたとの見方を示した。

　中国の２月の非製造業ＰＭＩは５６・３で、２カ月連続で５０を上回り、非製造業の回復と発展が続いた。

　米ＣＮＮは中国経済について、米シティグループのエコノミストの発言を引用して「非常に急速な」回復を見せたと報道。２月の製造業と非製造業のＰＭＩがいずれも明らかに上昇したことは、中国経済の回復の原動力が強いことを反映していると伝えた。