中国の国防費は適切かつ合理的な増加を維持　全人代記者会見

  【新華社北京３月４日】中国の第１４期全国人民代表大会（全人代）第１回会議は４日、北京の人民大会堂で記者会見を開いた。同会議の王超（おう・ちょう）報道官は中国の国防費について、次のように述べた。

　国防費の規模は、国防建設の需要と国民経済の発展レベルを総合的に考慮して確定されるものであり、これは世界各国の共通のやり方でもある。国防費の増加は、複雑な安全保障上の課題に対応し、大国の責任を果たすためである。中国の国防費が国内総生産（ＧＤＰ）に占める割合は、長年、基本的に安定を維持しており、世界の平均水準を下回り、増加幅も適切かつ合理的である。中国の前途は世界の前途と緊密に結びついている。中国の軍事現代化は、いかなる国にも脅威とはならず、むしろ地域の安定と世界の平和を守る積極的な力となる。