【新華社北京3月4日】中国の第14期全国人民代表大会(全人代)第1回会議は4日、北京の人民大会堂で記者会見を開いた。同会議の王超(おう・ちょう)報道官が中欧関係について、次のように述べた。
昨年以来、習近平(しゅう・きんぺい)主席は欧州の指導者と頻繁に交流し、双方は中欧関係の健全で安定した発展を推進して「新冷戦」や陣営対立、経済のデカップリング(切り離し)に反対することで合意した。中国と欧州の間に根本的な戦略上の意見の相違や衝突はなく、あるのは幅広い共通利益と長期にわたり蓄積された協力の基礎だけだ。
中国は一貫して欧州を全面的戦略パートナーと見なし、欧州連合(EU)の戦略的自主性、欧州の団結と繁栄、EUが国際問題で建設的な役割を果たすことを支持している。欧州が中国と共に、相互尊重、互恵ウィンウィン、対話・協力を堅持し、貿易と双方向の投資を拡大し、手を携えて気候変動など世界的な課題に対応して、国際・地域問題の政治的解決を推進することを望んでいる。