2月21日、イラクの首都バグダッドで、石油・天然ガス田探鉱・開発契約の調印式に臨む同国のスダニ首相(後列左)。(バグダッド=新華社配信)
【新華社バグダッド3月4日】イラク政府は2月21日、中国企業2社を含むエネルギー企業3社と、石油・天然ガス田6カ所の探鉱・開発に関する契約を締結した。中国企業の洲際油気は東部のディヤラ州と南部のマイサン州で油ガス田2カ所、聯合能源集団は南部のバスラ州で1カ所、UAE企業のクレセント・ペトロリアムはディヤラ州とバスラ州で3カ所の探鉱・開発を行う。
イラクの石油省は2018年4月に声明を発表し、これら3社が同国南部と東部の油ガス田6カ所の探鉱・開発権を落札したと明らかにしていた。
スダニ首相は同日、首都バグダッドの石油省で開かれた調印式に出席し、イラクは世界天然ガス市場参入計画を推進している最中で、現在直面する電力不足の一因は燃料不足であり、3年以内に天然ガスの自給自足を実現するとの見通しを示した。