中国の研究開発費、２２年は初めて３兆元突破

  【新華社北京２月２６日】中国科学技術部の王志剛（おう・しごう）部長は２４日、国務院新聞（報道）弁公室が開いた記者会見で、２０２２年の中国の研究開発費支出が３兆元（１元＝約２０円）、国内総生産（ＧＤＰ）における割合が２・５％をそれぞれ初めて上回り、投入した基礎研究費の割合が４年連続で６％を超えたと発表した。

  中国の科学技術力が飛躍的に上がり、世界のイノベーション勢力図における影響力が顕著に高まっている。

  王氏によると、研究開発費総額は１２年の１兆元から３兆９００億元に増え、ＧＤＰにおける割合は１・９１％から２・５５％に上昇した。基礎研究費投入額は４９９億元から１９５１億元に増え、総額における割合は４・８％から６・３％に上昇した。研究開発者総数は年間３２５万人から推計６００万人以上に増えた。被引用回数上位０・１％の世界注目論文数は全体の４１・７％、高頻度被引用論文数は２７・３％を占めた。中国は国際最先端イノベーションの重要な参加者だけでなく、世界的な問題を解決する重要な貢献者にもなっている。