習近平主席夫妻、カンボジア国王・王太后と会談

  ２４日、会談する習近平主席（右から２人目）、彭麗媛夫人（右端）、シハモニ国王（左から２人目）、モニク王太后。（北京＝新華社記者／黄敬文）

  【新華社北京２月２５日】中国の習近平（しゅう・きんぺい）国家主席と彭麗媛（ほう・れいえん）夫人は２４日、北京の釣魚台国賓館・養源斎で、カンボジアのシハモニ国王、モニク王太后と会談した。

　習近平氏はシハモニ国王とモニク王太后が健康診断と休養のために北京を訪れたことに歓迎の意を表し、次のように指摘した。中国とカンボジアは国交樹立から６５年間、国際情勢がどのように変化しても、両国の友情は時が経つほど活気に溢れており、両国関係は国際関係の手本となっている。これは中国の古い世代の指導者とシハヌーク前国王が結び、育てた深く厚い友情のたまものだ。国王と王太后陛下は中国の改革・発展を身をもって経験し、見届け、常に中国の発展に関心を寄せており、中国人民の良き友人だ。２０２０年、私は王太后陛下が両国の友好事業に果たした特別な貢献に感謝するため、王太后陛下に「友誼勲章」を授与した。われわれは友好のバトンをつなぎ、両国の「鉄の友情」を子々孫々に伝え、運命共同体の新たな一章を記さなければならない。

　習近平氏は次のように強調した。中国共産党は現在、全国各民族人民を団結させ導き、中国式現代化による中華民族の偉大な復興を全面的に推進している。新時代の新たな征途において、われわれは平和的発展と協力ウィンウィンを堅持している。カンボジアと共に努力し、「ダイヤモンド６辺」協力メカニズムを築き、カンボジアの「工業発展回廊」「魚・コメ回廊」の建設を支援し、両国運命共同体の構築を加速させたい。中国はカンボジアの「国王作業チーム」が活動し、カンボジアの人々により多くの幸福をもたらすことを引き続き支持する。

　シハモニ、モニク両氏は次のように表明した。われわれの健康診断と休養に対する習近平主席と彭麗媛教授の周到な手配と心からの配慮に感謝する。また、カンボジアに対する中国の長年にわたる無私の支援と支持に深く感謝する。われわれは一貫して中国の発展を注視しており、中国が収めた成果を心から喜んでいる。習近平主席が打ち出した「一帯一路」構想と人類運命共同体構築の理念を称賛する。中国と共に国交樹立６５周年を契機とし、各分野の友好交流・協力を深め、両国の伝統的友情を子々孫々に伝えていきたい。