台湾地区の受験生、大陸の大学に３ルートから出願可能に

   【新華社北京２月９日】中国国務院台湾事務弁公室（国台弁）の朱鳳蓮（しゅ・ほうれん）報道官は８日の定例記者会見で、条件を満たした台湾地区の受験生が大陸の大学に出願することを温かく歓迎し、各種保障サービスをしっかりと行っていくと明らかにした。

   朱氏によると、出願ルートは次の三つ。第一に、３月１日以降、台湾地区の「大学学科能力測験（学測）」を受けた受験生は「台湾地区での学測の成績に基づく大陸普通大学の台湾高卒生募集システム」から出願が可能。台湾地区の受験生を募集する資格を持つ大陸の大学４１２校は、今年の募集を全て同システム経由で行い、出願費用は徴収しない。

   第二に、台湾地区の「四技二専統一入学測験」を受けた受験生は、閩南師範大学などの本科（学部）大学１３校と福建信息職業技術学院などの高等職業学校６校への出願が可能。

   第三に、福建省の大学８校による台湾地区の受験生の単独募集と、曁南（きなん）、華僑の両大学による「２校共同募集」に関する政策に変更はない。