中国の国土緑化面積、22年は1億ムー超える 年間目標達成

中国の国土緑化面積、22年は1億ムー超える 年間目標達成

新華社 | 2023-01-19 09:40:01

  【新華社北京1月19日】中国国家林業・草原局の関志鴎(かん・しおう)局長はこのほど、全国林業・草原業務テレビ会議で2022年の国土緑化状況について説明を行った。それによると、22年の植林面積は5745万ムー(383万ヘクタール)、栽培や土壌改良などによる植生状況改善面積は4821万ムー(約321万ヘクタール)、砂漠化・石漠化対策実施面積は2771万ムー(約185万ヘクタール)となり、1億ムー(約667万ヘクタール)という国土緑化面積目標を達成した。

 山西省、甘粛省、内モンゴル自治区、湖南省、広東省、広西チワン族自治区、江西省で人工造林面積がそれぞれ100万ムー(約7万ヘクタール)を超えた。

 中国は22年に森林・草地に関する地域的、系統的な対策事業を51件実施し、第2陣の国土緑化実証実験プロジェクト20件を始動させた。森林・草地・植生の炭素貯留量は合計114億4300万トンで、二酸化炭素(CO2)吸収量は年間12億8千万トンとなり、国土緑化に関する業務は比較的良好な成果を収めた。

 同局長は「23年は大規模な国土緑化活動を科学的に展開し、国土緑化面積を年間1億ムーとし、植林と植草が半々になるようにし、新規造林面積を2千万ムー(約133万ヘクタール)以上にするとの目標達成を保証していく。国土緑化面積の規模を適切に定め、新規緑化面積を2億ムー(約1333万ヘクタール)以上にすることを目指す」と述べた。

 林地の管理責任者制度「林長制」について同局長は、22年に林長制による管理システムを基本的に完成し、全国の各行政レベル合わせて120万人近くの林長を配置したほか、郷・鎮の林業ステーションを900カ所余り復活させたと説明した。

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