北京市のPM2・5濃度、2年連続で国家基準クリア

北京市のPM2・5濃度、2年連続で国家基準クリア

新華社 | 2023-01-06 10:42:24

  【新華社北京1月6日】中国の北京市生態環境局は4日、大気中の微小粒子状物質「PM2・5」の2022年の年間平均濃度が1立方メートル当たり30マイクログラムに下がり、21年に続いて大気の質の国家2級基準をクリアしたと明らかにした。「2+26」都市と呼ばれる北京、天津両市と河北、山西、山東、河南の各省26市の中で最も良い水準だったという。

 北京市生態環境観測センターの劉保献(りゅう・ほけん)主任は、粒子状物質「PM10」、二酸化窒素(NO2)、二酸化硫黄(SO2)の年間平均濃度もそれぞれ1立方メートル当たり54マイクログラム、23マイクログラム、3マイクログラムと減少傾向を維持し、市全体の大気の質は改善が進んだと説明した。

 モニタリングデータによると、大気の質が6段階で最も良い「1級(優)」の日は21年に比べ24日多い138日。一つ下の「2級(良)」と合わせた「大気優良日」は21年比横ばいの286日で、年間の8割近くに上った。

 北京市はここ10年、経済・社会の質の高い発展を進める一方、大気中の主要汚染物質の濃度を急速に下げ、大気の質を大幅に改善した。22年のPM2・5、PM10、二酸化窒素、二酸化硫黄の大気中の濃度は13年に比べ、66・5%、50・0%、58・9%、88・7%それぞれ低下した。

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