16日、正式に稼働したシアヌークビル港石炭火力発電所。(小型無人機から、シアヌーク=新華社配信/李欣琳)
【新華社プノンペン12月19日】中国発電大手、中国華電集団傘下の華電海外投資が投資・運営するカンボジア・シアヌークビル港石炭火力発電所(華電西港プロジェクト)の2号機が16日、試験運転に合格し、正式に稼働した。総設備容量(発電能力)がカンボジア最大の発電プロジェクトが完成した。
16日、シアヌークビル港石炭火力発電所の集中制御センター。(シアヌーク=新華社配信/李欣琳)
発電所はシアヌークビル北東のコンポンソム湾に位置し、設備容量35万キロワットの発電ユニットを2基備える。中国の規格と技術、設備を採用した同国で最大かつ高い指標と環境保護レベルを持つ石炭火力発電所で、その全面稼働は同国の電力インフラ整備に寄与する。
主体工事は2020年8月に着工し、27カ月かけて全面稼働した。シアヌークビル港プロジェクトの稼働により、中国華電のカンボジアにおける総設備容量は103万8千キロワットとなり、同国最大の発電事業者になった。