「一帯一路」構想、サウジアラビアの発展に寄与 サウジ高官

「一帯一路」構想、サウジアラビアの発展に寄与 サウジ高官

新華社 | 2022-12-15 08:40:14

  7日、新華社の単独インタビューに応じるサウジアラビアのバンダル・イブラヒム・ホレイフ産業・鉱物資源相。(リヤド=新華社記者/王海洲)

 【新華社リヤド12月15日】サウジアラビアのバンダル・イブラヒム・ホレイフ産業・鉱物資源相はこのほど、リヤドで新華社の単独インタビューに応じ、中国の「一帯一路」構想とサウジの経済改革「ビジョン2030」の深い結び付きが、サウジに先進的な科学技術と理念をもたらし、サウジの経済と社会に寄与するとの見解を示した。要旨は次の通り。

 私は何度も中国を訪れたことがある。鉱産資源が豊かなサウジと、イノベーションやハイテクなどの分野で世界をリードする中国は、経済・貿易分野での相互補完性が強く、協力の見通しは明るい。

 鉱業がサウジの「ビジョン2030」の実現にとって重要な地位を占めており、鉱業の発展は経済モデルの転換と経済の多角化につながる重要なルートになる。両国は鉱業分野の協力で多くの成果を上げている。中国はサウジの各種鉱産物の重要な顧客であり、サウジもこの分野で中国から先端技術を学ぶ必要がある。長期にわたる協力の中で、中国企業の専門性と効率の高さが特に印象に残っている。両国の協力がさらに強化され、中国の経験を参考にすることで、サウジの鉱業のさらなる発展が促されることを願う。

 サウジには従来型エネルギーと鉱業のほかに、独特の地理的優位性と整ったインフラがある。各種スタートアップ企業の成長は目覚ましく、中国の中東や北アフリカ地域向け投資・貿易の重要拠点になることが可能だ。中国はサウジの鉄道や港湾、高速道路などのインフラ建設に参入できるほか、両国は言語や職業訓練などの分野でも協力を強化できる。サウジは風光明媚な景観を生かして観光業にも力を入れており、より多くの中国人観光客の来訪を歓迎する。

 リヤドでこのほど開かれた第1回中国・アラブ諸国サミットは、中国・アラブ運命共同体の構築を一段と進展させるだろう。中国は経済・社会の発展で目を見張る成果を収め、アラブ諸国は各国とも国民の生活レベルの向上と経済・社会の発展に力を尽くしている。中国の成功経験は、アラブ諸国の手本となっている。

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@126.com までご

連絡ください。