【新華社成都12月1日】中国四川省成都市でこのほど開催された第4回世界科学技術・発展フォーラムのサブフォーラムで、中国科学技術協会の提唱により立ち上げた「科創中国」オープンソースイノベーション連合体、および中国科学院成都文献情報センターが合同で「世界のオープンソース科学ソフトウエア発展動向2022」と題する報告書を発表した。
報告書は政府科学技術部門やトップレベルの科学研究機関、一流の高等教育機関、主要な科学ソフトウエア融合プラットフォームなど、世界の100以上の重要な機関・組織を対象に、オープンソース科学ソフトウエア3040件の関連情報を集め、発展動向を分析した。
それによると、各学術分野で利用されているオープンソース科学ソフトウエアは、情報科学、数理科学、工学、材料科学など、主に科学計算を行う工学系分野の関連ソフトウエアの割合が最も高かった。
また、オープンソース科学ソフトウエアの開発元を調査した結果、寄与度が最も高かったのは科学研究機関で、全体の86%を占めた。次いで大学と個人がそれぞれ5%、企業とその他の部門はそれぞれ2%だった。