中国、預金準備率を引き下げ 約5千億元の長期資金放出へ

中国、預金準備率を引き下げ 約5千億元の長期資金放出へ

新華社 | 2022-11-26 14:21:21

  【新華社北京11月26日】中国人民銀行(中央銀行)は25日、金融機関から預金を強制的に預かる比率を示す「預金準備率」を12月5日に0・25%引き下げると発表した。すでに5%の預金準備率が適用されている金融機関は対象外で、引き下げ後の準備率は加重平均で約7・8%となる。

 人民銀は今回の措置について、合理的で十分な流動性を維持し、実体経済への支援を強化するためだと説明。金融機関の長期的で安定的な資金源を増やし、新型コロナウイルス流行の影響が深刻な業界や中小・零細企業を支援できるとの見解を示した。

 人民銀によると、今回の引き下げで、約5千億元(1元=約19円)の長期資金が市場に放出される。金融機関の資金コストを年間約56億元軽減できると見込む。

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