21年の世界知財出願件数は過去最多 アジアが貢献 WIPO

21年の世界知財出願件数は過去最多 アジアが貢献 WIPO

新華社 | 2022-11-24 11:00:45

  【新華社ジュネーブ11月24日】世界知的所有権機関(WIPO)が21日に発表した最新の世界知的財産指標(WIPI)によると、2021年に世界で特許や商標、意匠として出願された知的財産権の数は、新型コロナウイルスの大流行で景気が後退する中でも過去最多を記録した。中国や韓国、インドなどアジア諸国で出願件数が増えたことが寄与した。

 イノベーター(革新者)が世界で出願した特許の数は前年比3・6%増の340万件。うち、アジア各国・地域の主管部門が受理した件数が67・6%を占めた。中国の出願件数は5・5%、韓国は2・5%、インドは5・5%それぞれ増加した。

 統計対象の約150カ国・地域のデータによると、中国国家知識産権局が受理した特許出願は159万件と世界でトップだった。米国と日本、韓国、欧州(欧州特許条約加盟国)がそれに続いた。中国は、商標と意匠の出願件数でも世界一だった。

 WIPOのダレン・タン事務局長は「WIPIのデータは、知的財産権の出願件数が増加し続けていることを示している。主にアジアの増加が後押しており、他の地域でも多くが増加傾向にある。(新型コロナの)大流行中の出願増加は、大流行が経済や社会の混乱を招いても世界の人々がイノベーションと創造を続けていることを示している」と語った。

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