京浜都市間鉄道の北辰駅-宝坻南駅間を走行する試験列車。(資料写真、北京=新華社配信/時遠多)
【新華社北京11月21日】中国の北京、天津両市と河北省の鉄道を主に管轄する中国鉄道北京局集団はこのほど、京唐都市間鉄道(北京市-河北省唐山市)と京浜都市間鉄道(北京市-天津市浜海新区)が試運転の段階に入ったと発表した。開通後は唐山市と天津市宝坻(ほうてい)区が北京から1時間の通勤圏内に入る。
両鉄道は、京津冀(北京、天津両市と河北省)地区の鉄道整備に向けた「軌道上の京津冀」計画の重要な構成部分となっている。同地区の鉄道の総営業キロは2022年8月時点で1万キロを超えており、うち高速鉄道は2369キロと人口20万人以上のすべての都市をカバーした。
京唐都市間鉄道は、北京城市副中心(副都心)駅から唐山駅までの148・7キロで、北京市通州区、河北省廊坊市、天津市宝坻区、河北省唐山市を通る。設計速度は時速350キロで、京津冀地区の都市間鉄道網の基幹路線となる。
京浜都市間鉄道は、北京城市副中心駅から宝坻駅までを京唐都市間鉄道と共有し、宝坻駅から浜海西駅までが新設される。本線総延長は96キロで、まずは宝坻駅から北辰駅までが開業する。北辰以遠の工事は11月6日に着工した。(記者/丁静)