中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は15日午後、インドネシアのバリ島で韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と会談した。(バリ=新華社記者/張領)
【新華社バリ11月15日】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は15日午後、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領とインドネシアのバリ島で会談した。
習近平氏は次のように指摘した。中韓両国は引っ越すことのできない近隣であり、切り離すことのできない協力パートナーでもある。地域の平和を守り、世界の繁栄を促進する上で重要な責任を負っており、広範な利益も交錯している。今年は中韓国交樹立30周年に当たる。30年の歴史は、中韓関係の健全で安定した発展が、両国人民の根本的利益に合致することを示している。中国は韓国と共に両国関係を守り、強固にし、発展させ、地域と世界により多くの安定性をもたらしていきたい。
習近平氏は次のように強調した。双方は戦略的意思疎通を強化し、政治的相互信頼を増進させるべきだ。両国の経済は高い相互補完関係にあり、発展戦略の結び付きを進め、共同の発展と繁栄を実現させなければならない。二国間の自由貿易協定交渉を加速させ、ハイテク製造やビッグデータ、グリーン(環境配慮型)経済などの分野の協力を深化させる必要がある。世界の自由貿易体制を共に守り、グローバルな産業チェーンとサプライチェーンの安全と安定、円滑さを保障し、経済協力の政治化や安全保障化に反対しなければならない。中国は韓国と共に、人的・文化的な交流と協力を実施し、20カ国・地域(G20)などの場で意思疎通と協調を強め、真の多国間主義を実践し、地域の平和と安定の大局を守っていきたい。pagebreak
中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は15日午後、インドネシアのバリ島で韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と会談した。(バリ=新華社記者/饒愛民)