中国の対外直接投資、21年は1788億ドル超 10年連続世界トップ3

中国の対外直接投資、21年は1788億ドル超 10年連続世界トップ3

新華社 | 2022-11-11 10:33:42

  【新華社北京11月11日】中国商務部はこのほど、国家統計局、国家外貨管理局と共同で「2021年の中国対外直接投資に関する統計公報」を発表した。21年の対外直接投資額(フロー)は前年比16・3%増の1788億2千万ドル(1ドル=約142円)、10年連続で世界トップ3入りを果たし、対外投資大国としての地位は安定している。

 公報によると、21年末時点の対外直接投資残高は2兆7900億ドルとなり、5年連続で世界トップ3入りした。21年における中国の外資導入と対外直接投資はほぼ同規模だった。

 21年の対外直接投資は国民経済に関連する18業種に及んだ。うち、リース・ビジネスサービス業、卸売り・小売業、製造業、金融業、交通運輸業向けが8割を占め、投資額(フロー)はいずれも100億ドルを超えた。同年末時点の投資額(ストック)は、リース・ビジネスサービス業、卸売り・小売業、金融業、製造業などで1千億ドルを超え、投資構造の改善が進んだ。

 「一帯一路」沿線国向け投資は引き続き増加した。中国が21年末までに「一帯一路」沿線国で新設した企業数は1万1千社を超え、境外(外国と中国香港・マカオ・台湾地区)の中国系企業総数の約4分の1を占めた。21年の「一帯一路」沿線国向け直接投資額(フロー)は241億5千万ドルで過去最高を更新し、中国の年間対外直接投資総額の13・5%を占めた。同年末時点の投資額(ストック)は2138億4千万ドルで、総額の7・7%だった。

 地方企業による21年の対外直接投資(金融向け除く)は877億3千万ドルで総額の57・7%を占め、境外での設立社数(金融除く)は21年時点で全体の86・3%を占めた。

 21年の対外直接投資によるモノの輸出額は23・3%増の2142億ドル、モノの輸入額は44%増の1280億ドル。投資先地域への納税額は24・7%増の555億ドルで、地域に約395万人の雇用を創出した。

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