習近平主席、「ラムサール条約」第14回締約国会議開幕式であいさつ

習近平主席、「ラムサール条約」第14回締約国会議開幕式であいさつ

新華社 | 2022-11-06 08:32:23

  5日、オンラインであいさつする習近平氏。(北京=新華社記者/李学仁)

 【新華社北京11月6日】中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は5日午後、湖北省武漢市で開かれた「ラムサール条約」第14回締約国会議(COP14)の開幕式にオンラインで出席し、「湿地を大切にし、未来を守り、湿地保護の世界的行動を推進する」と題したあいさつを行った。

 習近平氏は、人類が昔から水を求めて居場所を決め、文明が水とともに生まれ、人類の生産と生活が湿地と密接に結びついていると指摘。認識を深め、協力を強化し、湿地保護の世界的な行動を共に推進しなければならないと強調し、次の3点について呼び掛けた。

 ▽湿地を大切にする全世界の共通認識を結集し、自然への畏敬の念を深く抱き、人類の活動による破壊を減らし、湿地の生態安全のボトムラインを守り、美しい湿地を子孫に残さなければならない。

 ▽湿地保護の世界的なプロセスを推進し、真正性と完全性の保護に力を入れ、より多くの湿地を自然保護地に組み入れ、協力メカニズムのプラットフォームを健全化し、国際的に重要な湿地の規模を拡大しなければならない。

 ▽湿地による民衆への恩恵という世界的な幸福を増進させ、湿地の機能を発揮させ、持続可能な発展を推し進め、気候変動に対応し、生物多様性を守り、各国の人々により多くの恩恵をもたらさなければならない。

 習近平氏はさらに、次のように指摘した。中国は湿地保護の歴史的な成果を収めた。保護制度体系を構築し「湿地保護法」も打ち出した。中国は、人と自然が調和して共生する現代化を建設し、湿地保護事業の質の高い発展を推進していく。中国はこのほど「国家公園区間配置方案」を制定した。国家公園を次々と設立し、約1100万ヘクタールの湿地を国家公園体系に組み入れ、全国湿地保護計画と湿地保護重要プロジェクトを実施する。中国は国際交流・協力を推進するとともに、広東省深圳市に「国際マングローブ林センター」を設立し、世界浜海フォーラム会議の開催を支持する。共に努力して、世界の湿地保護の新たなページを綴ろう。

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