中国、国家輸入貿易促進イノベーションモデル区を29カ所新設

中国、国家輸入貿易促進イノベーションモデル区を29カ所新設

新華社 | 2022-11-04 19:48:52

  【新華社北京11月4日】中国の商務部、国家発展改革委員会など8部門は3日、全国に国家輸入貿易促進イノベーションモデル区29カ所の新設を決定したと発表した。

 商務部対外貿易司の責任者は、積極的な輸入拡大は、中国がハイレベルな対外開放を推進する上で重要な内容だと述べた。商務部など8部門は共同で全国に、北京首都国際空港臨空経済区や上海淮海新天地輸入貿易機能区、天津経済技術開発区、重慶両江新区、広東省深圳市前海蛇口自由貿易片区(エリア)など29カ所の国家輸入貿易促進イノベーションモデル区を新設するとの通達を出した。これにより、輸入モデル区は43カ所となる。

 また同氏は、新設の輸入モデル区はそれぞれの開放実態に応じ、貿易促進と貿易イノベーションという二大機能を着実に強化、ビジネス環境の向上に力を入れ、輸入促進、産業界へのサービス提供、消費喚起、モデルのけん引という四つの大きな役割を担うと説明。各国の貿易業者と投資家が輸入モデル区と実務協力を深め、共同で国際貿易の自由化・円滑化を促進し、中国の開放・発展の機会を共有するのを歓迎すると述べた。

 さらに、中国は13年連続で世界2位の輸入国になっており、210カ国・地域の輸出先国、60カ国・地域の主要輸出先国だと指摘、今年上半期(1~6月)の中国の輸入は世界全体の10・6%を占めていることを明らかにした。その上で、超大規模な輸入は各輸出国の経済発展と国内雇用を力強く促進するだけでなく、国内の生産・供給保障と民生の改善も力強く支えていると強調した。

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