3日、北京航天飛行制御センターのモニターに映し出された、宇宙ステーションの実験モジュール「夢天」が位置移動を完了させるシミュレーション画像。(北京=新華社配信/孫豊暁)
【新華社北京11月4日】中国有人宇宙プロジェクト弁公室は3日、宇宙ステーションを構成する実験モジュール「夢天」の位置移動作業を同日午前9時32分(日本時間同10時32分)に完了したと明らかにした。
作業ではまず「夢天」の状態設定を完了させ、宇宙ステーション結合体から分離した後、平面転位方式で約1時間かけて位置を変え、コアモジュール「天和」のノードモジュールの側面ポートと再びドッキングさせた。午後には有人宇宙船「神舟14号」の乗組員が「夢天」に入った。
「夢天」の位置移動の完了は、中国宇宙ステーションのT字型の基本構造が軌道上で組み立てを終え、宇宙ステーション建設の目標に向けて重要な一歩を踏み出したことを示す。計画によると、今後は宇宙ステーション結合体の基本的な機能テストと評価へと進む。pagebreak
3日、北京航天飛行制御センターのモニターに映し出された、宇宙ステーションの実験モジュール「夢天」が位置移動を完了させる映像。(北京=新華社配信/孫豊暁)pagebreak
3日、北京航天飛行制御センターのモニターに映し出された、実験モジュール「夢天」が位置移動を完了した後のコアモジュール「天和」内の状況。(北京=新華社配信/孫豊暁)