「中国は真の多国間主義を提唱・実践している」鳩山元首相

「中国は真の多国間主義を提唱・実践している」鳩山元首相

新華社 | 2022-10-27 19:03:49

 【新華社東京10月27日】日本の鳩山由紀夫元首相はこのほど、新華社の単独インタビューに応じ、中国は人類運命共同体構築の理念と「一帯一路」共同建設イニシアチブを提起して、国際社会の公平と正義を守り、真の多国間主義を提唱・実践しているとの見方を示した。

 鳩山氏はまず、中国が収めた発展の成果を高く評価した。現在の世界は地政学的な対立を抱え、新型コロナウイルス感染症など未曽有の困難に直面しているとした上で、世界各国の運命はつながっており、一国の危機が他国に波及することから、人類運命共同体という大局観を持つことが非常に重要だと指摘。中国が提起した人類運命共同体構築の理念は、極めて重要で、極めて正しいと述べた。

 中国共産党第20回全国代表大会(党大会)の報告を精読したという鳩山氏は、その中の「中国式現代化」などの重要な内容に深く賛同すると表明。各国とも自国の国情に合った発展方式で現代化を実現する必要があり、各国が自らに適したやり方で発展していくことが非常に重要で、他国に対して自国と同様の発展方式を取るよう強制することは間違っているとの見解を示した。中国が「中国式現代化」を強調することに称賛の念を抱いているとも述べた。

 鳩山氏は、一部の大国が自らを100%正しいと常に考え、自らが定めた「自由」「民主」「人権」を他国に強要し続けており、これが世界を分断と排他的「小集団」の出現という危機に陥れることにつながっているとし、中国が主張する自国の国情や時代の流れに即した発展方式こそが正しいやり方だと指摘した。

 中日関係については、今年は国交正常化50周年に当たり、この特別な年に両国が新時代に向けた協力を展開し、アジアと世界の発展促進のため共に努力していくことを望むと語った。(記者/郭丹、李光正)

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