24日、記者会見で発言する千葉大学の魯云教授。(東京=新華社配信)
【新華社東京10月26日】日本千葉大学の魯云(ろ・うん)教授の研究チームと株式会社SNSソフトがこのほど、新たな酸化チタン(TiO2)光触媒薄膜ボールを共同開発し、新型コロナウイルスを検出限界の不活化率99・99%まで減少させることに成功した。インフルエンザウイルスにも99・96%の不活化率を示しており、今後はより安全で快適な生活環境の構築に向け、この酸化チタン光触媒薄膜ボールを活用してウイルスを消毒・除菌する環境浄化製品の開発に取り組む。研究成果は9月26日、英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。
24日、記者会見で発言する株式会社SNSソフトの孫前進社長。(東京=新華社配信)
魯云教授チームとSNSソフトの孫前進(そん・ぜんしん)社長チームが24日午後、東京中国文化センターで共同記者会見を開き、研究プロセスを説明するとともに、この技術から生まれた関連製品を紹介し、具体的なマーケティング計画を示した。