中国共産党第20期中央委員会第1回全体会議(1中全会)が23日、北京で開かれた。中央委員会総書記に選出された習近平(しゅう・きんぺい)氏、中央政治局常務委員会委員に選出された李強(り・きょう)、趙楽際(ちょう・らくさい)、王滬寧(おう・こねい)、蔡奇(さい・き)、丁薛祥(てい・せつしょう)、李希(り・き)の各氏が人民大会堂で国内外の記者と会見した。写真は重要演説を行う習近平氏。(北京=新華社記者/李学仁)
【新華社北京10月23日】中国共産党第20期中央委員会が23日開いた第1回全体会議(1中全会)で中央委員会総書記に選出された習近平(しゅう・きんぺい)氏と、中央政治局常務委員会委員に選出された李強(り・きょう)、趙楽際(ちょう・らくさい)、王滬寧(おう・こねい)、蔡奇(さい・き)、丁薛祥(てい・せつしょう)、李希(り・き)各氏は同日正午過ぎ、北京の人民大会堂で国内外の記者と会見した。
習近平氏は重要演説を行い、次のように指摘した。全党と全国各民族人民の共同の努力を経て、われわれは予定通りに小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的完成という最初の百年奮闘目標を達成した。われわれは現在、意気揚々と社会主義現代化国家の全面的建設という新たな征途に踏み出し、二つ目の百年奮闘目標に向けてまい進しており、中国式現代化によって中華民族の偉大な復興を全面的に推し進めている。
習近平氏は次のように強調した。新たな征途において、われわれは高揚し奮い立って進む精神状態を終始維持しなければならない。社会主義現代化国家の全面的建設には中華民族の宿願と期待が託されており、中国人民の奮闘と汗が凝縮されている。中国式現代化は中国共産党と中国人民の長期にわたる実践と模索の成果であり、偉大で困難な事業である。われわれは没頭して励み、責任感を持って行動し、歴史に対するより強い主体的精神でマルクス主義の中国化と時代化を促進し、新時代の中国の特色ある社会主義の新たな一章を絶えず記し、中華民族の偉大な復興という中国の夢を全力で実現しなければならない。
習近平氏は次のように指摘した。新たな征途において、われわれは「すべては人民のため」「すべてを人民に頼る」ことを終始堅持しなければならない。常に人民と風雨を共にし、人民と心を通わせ、人民の思うことを思い、人民の求めることを行い、良質な生活への人々の願いを絶えず現実に変えなければならない。
習近平氏は次のように強調した。新たな征途において、われわれは党の自己革命を終始推進しなければならない。新たな征途における新たな挑戦と試練に対し、われわれは高度に警戒し、試験に赴く冷静さと慎重さを永遠に保つ必要がある。全面的かつ厳格な党内統治を休むことなく進め、百年の大党が自己革命の中で絶えず満ちあふれた活力を放つようにし、常に中国人民にとって最も信頼でき、最も強固な大黒柱になるべきだ。
習近平氏は次のように指摘した。新たな征途において、われわれは全人類共通の価値を終始発揚しなければならない。現在の世界はかつてない試練に直面している。われわれは各国人民と共に、平和と発展、公平、正義、民主、自由という全人類共通の価値を発揚し、世界平和を守り、世界の発展を促進し、人類運命共同体の構築を推し進めていく。
習近平氏は次のように強調した。中国の発展に世界は欠かせず、世界の発展も中国を必要としている。われわれは改革開放の40年余りのたゆまぬ努力を経て、経済の急速な成長と社会の長期的安定という二つの奇跡を生み出した。現在の中国経済は強靭(きょうじん)で、潜在力も十分にあり、融通の余地も大きく、長期的に上向くファンダメンタルズ(基礎的条件)が変わることはない。中国の開放の扉はますます大きく開く。われわれは揺るぎなく改革開放を全面的に深化させ、質の高い発展を推進し、自らの発展によって世界により多くの機会を創出する。