欧州初の5Gスマート鉄道港、ハンガリーで供用開始

欧州初の5Gスマート鉄道港、ハンガリーで供用開始

新華社 | 2022-10-21 08:57:31

   18日、ハンガリーのイースト・ウェスト・ゲート・ヤード駅で、5G遠隔操作でコンテナを運ぶガントリークレーン。(フェーニェシュリトケ=新華社配信)

   【新華社フェーニェシュリトケ10月21日】第5世代移動通信システム(5G)専用ネットワークで管理される欧州初のスマート鉄道港、ハンガリーのイースト・ウェスト・ゲート・ヤード駅が18日、供用を開始した。

   プロジェクトに必要な5Gネットワークは多国籍通信キャリア、ボーダフォンのハンガリー法人が請け負い、ネットワーク機器は中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)のハンガリー子会社が提供した。

   同駅は、ハンガリー北東部のフェーニェシュリトケに位置し、敷地面積85ヘクタール、総投資額400億フォリント(1フォリント=約0・36円)を超える。欧州最大のスマート複合一貫輸送鉄道ハブであり、内部通信と技術機器のネットワーク化管理に5G専用ネットワークを使用する欧州初の鉄道港となる。全自動ガントリークレーンの遠隔操作に5G技術を使用して荷役作業をスマート化することで、年間100万TEU(20フィートコンテナ換算)のコンテナ処理が可能になるという。

   イースト・ウェスト・ゲート・ヤード社のタロシ・ヤーノシュ最高経営責任者(CEO)は新華社の取材に対し、中国は質の高い「一帯一路」共同建設を推進しており、同駅が5G専用ネットワーク機器のサプライヤーとしてファーウェイを選んだと説明した。

   同社によると、イースト・ウェスト・ゲート・ヤード駅の全自動ガントリークレーンには、高解像度カメラが20台設置されている。高速、低遅延、大容量という5G技術の強みを生かし、オペレーターは遠隔操作室から5Gで伝送される高精細映像を使って、遠隔で作業を完了することができる。

   同駅の主な機能は、アジアと欧州から鉄道輸送される貨物の積み替えで、11月から、1時間当たり穀物800トンとひまわり油450立方メートルが処理される見込みとなっている。

pagebreak

   18日、ハンガリーのイースト・ウェスト・ゲート・ヤード駅で、5G遠隔操作でコンテナを運ぶガントリークレーン。(フェーニェシュリトケ=新華社配信)pagebreak

   18日、ハンガリーのイースト・ウェスト・ゲート・ヤード駅で撮影したコンテナと5G遠隔操作のガントリークレーン。(フェーニェシュリトケ=新華社配信)pagebreak

   18日、ハンガリーのイースト・ウェスト・ゲート・ヤード駅で、5G遠隔操作でコンテナを運ぶガントリークレーン。(フェーニェシュリトケ=新華社配信)

本ウェブサイトに関するご意見、ご提案等が

ありましたら xinhuanetjp@126.com までご

連絡ください。