中国が建設支援の医薬品倉庫、ジンバブエで引渡し式

中国が建設支援の医薬品倉庫、ジンバブエで引渡し式

新華社 | 2022-10-10 09:01:33

   6日、引渡し式典でムナンガグワ大統領に鍵の模型を手渡す中国の郭少春(かく・しょうしゅん)駐ジンバブエ大使(右)。(ハラレ=新華社配信/蔣新彤)

   【新華社ハラレ10月10日】ジンバブエの首都ハラレで6日、中国政府が援助したジンバブエ・ハラレ国家医薬品倉庫の引渡し式が行われ、医療インフラを提供した中国をムナンガグワ大統領が高く評価した。

   式典に先立ち、ムナンガグワ氏は中国の郭少春(かく・しょうしゅん)駐ジンバブエ大使の同行の下、倉庫と付帯施設を視察。民族独立の闘いの中でも、現在の経済建設においても、中国国民は常にジンバブエ国民と共にあったと述べ、国際基準を満たす施設を提供した中国の政府と国民に感謝を示した。

   ムナンガグワ氏は、同倉庫がジンバブエの衛生サービスにおける医薬品と医療消耗品の取り扱い効率を著しく向上させ、全ての人が適切な保健医療サービスを受けられる社会の実現を促進すると話した。

   チウェンガ副大統領兼保健・育児大臣は、プロジェクトによってジンバブエの医薬品保管能力と利用可能性が大幅に高まり、重要医薬品の緩衝在庫を確保できると期待を示した。

   郭氏は、設備の整った近代的な倉庫がジンバブエの医療衛生事業、特に新型コロナウイルスの流行など突発的な事態への対応に重要な役割を果たすと述べた。

   同倉庫は中国政府の支援の下、安徽省外経建設(集団)が建設した。ハラレ中心病院の南側に位置し、敷地面積約4万3千平方メートル、延床面積約1万3700平方メートル。ジンバブエ最大の医薬品保管・輸送センターとして2019年8月に着工、22年4月に竣工した。施設は倉庫2棟と付帯施設などからなり、1号倉庫は新型コロナワクチンの保管基準を満たし、2号倉庫は危険物を常温保管できる。

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