「人民の幸福に奮闘する政党は永遠の支持を得る」キルギス大統領

   【新華社ビシケク９月２９日】キルギスのジャパロフ大統領はこのほど、新華社など中国メディアの共同書面インタビューに応じ、中国共産党が中国を率いて輝かしい発展の成果を収めたことについて、「ある政党が無私の目標の追求に努め、人民の共通利益、繁栄、幸福のために奮闘するなら、人民から永遠の支持を得るだろう」と語った。

   ジャパロフ氏は、中国共産党が創立以来、絶えず発展、強大化する輝かしい道のりを歩んでおり、同党の指導の下、中国は政治や経済、社会などの面で輝かしい発展の成果を収めたと述べた。

   その上で、中国共産党の指導の下、中国が改革開放を堅持して経済・社会発展を実現し、人民の生活水準を向上させ、国際的威信を高めていると評価。中国が２０２１年に予定通りに貧困脱却難関攻略戦に勝利し、小康社会（ややゆとりのある社会）を全面的に完成させ、一つ目の百年奮闘目標を実現しており、世界２位の経済大国として国際社会の手本となっていると述べた。

   ジャパロフ氏はまた「中国共産党が人民の幸福な生活のために奮闘し、中華民族の復興を自らの最優先任務、目標、歴史的使命としていることをわれわれは知っている。新型コロナウイルス感染症との闘いはこの点をはっきりと証明している」と語った。

   今年２月、北京冬季五輪の開幕式に出席するため、中国を訪れたジャパロフ氏は、北京冬季五輪のスローガン「共に未来へ」に感銘を受けた。ジャパロフ氏は「これは国際社会に対する人類運命共同体構築の呼びかけだ。国の大小にかかわらず、グローバル化の背景の下で、われわれは共に未来を享受し、運命を共にしている。当面の全ての問題と課題は相互に絡み合っており、われわれは対話と協力を通じて共に解決し、協力し合い、利益を相互尊重しなければならない」と語った。

   ジャパロフ氏によると、国交樹立から３０年、キルギスと中国の全面的戦略パートナーシップは勢いよく発展しており、政治や経済、人文など複数の分野で協力が進んでいる。

   ジャパロフ氏は、両国の政治的相互信頼が日々強まり、安全保障協力が前向きに発展し、経済貿易協力が絶えず拡大していると指摘。両国が国際舞台で、互いの関心事を支持し合い、国連や上海協力機構（ＳＣＯ）、「中国＋中央アジア５カ国」協力メカニズムなど複数の国際・地域組織、メカニズムで積極的に協力を展開していると述べた。

   ジャパロフ氏はまた、キルギスがここ数年、中国の支援にを受け、インフラや交通、エネルギー、医療、教育、灌漑（かんがい）などの分野で一連のプロジェクトを実施していると説明。両国が発展戦略の連携を深め、実務協力を強化することは双方の根本的利益に合致しており、キルギスはグリーン（環境配慮型）発展やイノベーション、デジタル・クリエーティブ経済に重きを置き、これらの分野で中国との協力を強化したいと訴えた。

   ジャパロフ氏はさらに「両国による互恵貿易や経済・投資協力の拡大が、地域の安定や政治対話、経済発展の強化につながることを確信している」と語った。