17日、マチュ県を流れる黄河のほとりで草をはむ牛と馬。(小型無人機から、マチュ=新華社記者/郎兵兵)
【新華社蘭州9月24日】中国の青蔵高原東端に位置する甘粛省甘南チベット族自治州マチュ(瑪曲)県では、広大な草原や沼地、湿地が黄河上流の重要な水源かん養・補給地域となっている。
県内に広がるマチュ草原では1980~90年代、自然要因と人的要因により砂漠化や土地の劣化が起き、水源かん養能力が低下した。県は放牧をやめ植生を回復させる「退牧還草」、草原の総合的な整備、湿地の保護・修復など一連の生態系保護プロジェクトを通じ、黄河上流の環境を保全。現在、生態環境は大幅に改善し、草原から黄河への給水能力はさらに向上している。
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16日、黄河沿岸の防砂林帯建設地で、植生の状態を確認するマチュ県自然資源局の職員。(マチュ=新華社記者/郎兵兵)
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16日、黄河沿岸の防砂林帯建設地で、わらなどを地面に格子状に埋め込んで砂の移動を防ぐ「草方格」の中の植生を観察するマチュ県自然資源局の職員。(マチュ=新華社記者/郎兵兵)
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16日、マチュ県を流れる黄河のほとりで、砂丘に植えた低木の生育状況を確認する牧畜民。(マチュ=新華社記者/郎兵兵)
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16日、黄河沿岸の防砂林帯建設地に設置されている「草方格」。砂の移動を防ぐため、わらなどを格子状に埋め込んだもので、すでに植物が育っている。(マチュ=新華社記者/郎兵兵)
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17日、マチュ県の黄河沿岸で修復・整備工事が進む流動砂丘。(小型無人機から、マチュ=新華社記者/郎兵兵)
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17日、マチュ県を流れる黄河。(小型無人機から、マチュ=新華社記者/郎兵兵)
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17日、マチュ県の阿万倉湿地を流れる川。(小型無人機から、マチュ=新華社記者/郎兵兵)
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17日、マチュ県の阿万倉湿地に広がる沼地。(小型無人機から、マチュ=新華社記者/郎兵兵)