中国GDP、10年成長率は6・6%

中国GDP、10年成長率は6・6%

新華社 | 2022-09-20 14:40:09

 【新華社北京9月20日】中国国家統計局がこのほど発表した中国共産党第18回全国代表大会(2012年11月)以降の経済・社会発展成果に関する報告書によると、中国の国内総生産(GDP)の2013~21年の年平均成長率は6・6%で、同期の世界平均の2・6%と発展途上国平均の3・7%を上回った。世界経済成長への寄与率は30%を超え、世界一となった。

 年平均為替レートに基づく計算によると、21年の中国経済総量が世界経済に占める割合は18・5%で、12年より7・2ポイント上昇し、世界2位を維持した。21年の1人当たりGDPは8万976元(1元=約20円)と12年比で69・7%増加し、年平均伸び率は6・1%となった。

 イノベーションによる発展原動力は強まり、イノベーション型国家の建設が新たな進展を遂げた。中国の研究開発費の総額は13年に日本を抜き、世界2位となった。世界知的所有権機関(WIPO)の報告書によると、グローバルイノベーション指数(GII)における中国の順位は12年の34位から21年に12位へと躍進した。

 協調発展は堅実な歩調を保ち、経済構造が絶えず改善された。21年の製造業増加値(付加価値額)は31兆4千億元で、実質成長率は12年比で74・3%となった。最終消費支出の経済成長への寄与率は65・4%で、12年を10ポイント上回り、経済を成長させる最大のけん引力となった。

 グリーン(環境配慮型)発展は良好に推移し、人と自然の調和と共生が加速度的に形成された。全国の地級(省級の下の行政区画)以上の都市では、21年に空気質が「優良」だった日の割合が87・5%となり、15年より6・3ポイント上昇した。13~21年の全国の植林面積累計は5944万ヘクタールだった。

 開放による発展はより高い段階へ進み、全面的開放の新たな枠組みが加速度的に形成された。中国のモノとサービスを合わせた貿易額は20年に5兆3千億ドル(1ドル=約143円)となり、初めて米国を抜いて世界一の貿易大国になった。21年の貿易額は6兆9千億ドルで世界一を維持した。

 共有による発展は持続的に強化され、発展成果が人民全体により多く、より公平に行き渡った。全国農村貧困人口は13~20年に9899万人減少し、貧困発生率は年平均1・3ポイント低下した。13~21年の全国就業人数は7億4千万人以上で安定的に推移した。

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