中欧班列、中国と欧州の協力・ウィンウィンに貢献

中欧班列、中国と欧州の協力・ウィンウィンに貢献

新華社 | 2022-08-31 09:50:05 | 編集: 陳辰

   【新華社北京8月31日】中国陝西省西安市の西安国際港駅を21日、「中欧班列」(中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車)がドイツ・ハンブルクに向けて出発した。これにより、中欧班列の今年の運行本数は1万本に上り、2021年より10日早く1万本を達成した。今年の貨物発送量は5%増の累計97万2千TEU(20フィートコンテナ換算)、総合実入りコンテナ率は98・4%となった。

   現在、中欧班列は82路線を運行し、欧州の24カ国200都市に乗り入れており、輸送する貨物の種類と量が増え続け、世界の産業チェーンの安定と円滑化を守り、沿線諸国の互恵・ウィンウィンの懸け橋、紐帯となっている。

   ドイツ・デュースブルク港の運営会社デュースバーガー・ハーフェンのデータによると、同社の21年の売上高は前年比18・9%増、純利益は30%超増となった。中でも中国関連業務は持続的に発展し、デュースブルクと中国の都市間を往復する中欧班列の運行本数は最高で週70本と、デュースブルク港行き中欧班列の運行本数最多記録を更新した。

   ベラルーシでは、中欧班列が同国で生産される粉ミルクや木材、亜麻繊維、でんぷん、チーズ、食肉加工品を絶え間なく中国市場へ運んでいる。ベラルーシ戦略研究所(BISS)のアナリストは、地政学的リスクを考えれば、伝統的な輸送ルートは運賃や納入の確実性で一定の強みがあると指摘。中欧班列は世界経済を推進する役割をもたらすとの認識を示した。

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