王毅氏、G7外相声明に断固反論

王毅氏、G7外相声明に断固反論

新華社 | 2022-08-05 09:52:57 | 編集:

 【新華社プノンペン8月5日】中国の王毅(おう・き)国務委員兼外交部長は4日、カンボジアのプノンペンで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)・東アジア関連外相会議に出席した際、主要7カ国(G7)外相の台湾関連声明に対し断固とした反論を行った。

 王毅氏は次のように表明した。台湾海峡緊張のいきさつは非常にはっきりしており、理非曲直は一目瞭然だ。問題を起こしたのは米国であり、危機を作り出したのも米国であり、緊張局面を絶えずエスカレートさせているのもやはり米国だ。米国の公然とした挑発は悪しき前例を作ったのに、それを正さず、阻止しなければ、内政不干渉の原則はどうなるのか。国際法を守る必要はあるのか。地域の平和はどのように保障すればよいのか。

 G7外相の台湾関連声明は事実を歪曲し、事の是非を曖昧にしている。主権と領土保全を守る中国の合理的かつ合法的な措置を彼らは理由なく非難しているが、そのような権利はどこからきたのか。誰が彼らに資格を与えたのか。権利侵害者をかばい、権利保護者を非難するというのは驚くべき怪事ではないか。

 G7の誤った行為は中国人民の極めて大きな憤慨を引き起こした。中国と各国の主権と独立は人民の血と奮戦により勝ち取ったものであり、いわれない侵害はこれ以上許されない。現在の中国は19世紀の中国ではない。歴史は繰り返すべきではなく、繰り返されることもない。

 国際社会は「一つの中国」原則に挑戦するいかなる行為にも明確に反対するべきであり、各国の主権と領土保全に対する一切の侵害を阻止すべきだ。地域国家はなおさら団結し、強権の横暴が地域内で横行するのに反対すべきである。それでこそ、それぞれの安全と、地域の平和と安定を本当に守ることができる。

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