【新華社北京8月4日】中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)の馬暁光(ば・ぎょうこう)報道官は3日、中国台湾地区の蔡英文(さい・えいぶん)氏と民進党当局が、外国の力を借りて大陸を挑発し、中華民族と対立する立場に立つことは「台湾を災難の深淵に追いやるだけだ」とする談話を発表した。内容は次の通り。
蔡英文氏と民進党当局は長期にわたり「台湾独立」の立場を堅持し、「九二共識(92年コンセンサス)」の承認を拒み、「両国論」を公然と吹聴し、「一国二制度」を思うままに攻撃し、島内で「脱中国化」を全方位的に推し進め、「法理的台湾独立」をもてあそんできた。両岸(中国の大陸と台湾)対立を意図的に作り出し、台湾の民意を人質に取り、社会的ポピュリズムを扇動し、両岸関係の平和的発展と平和的統一を主張する島内の正義の力と理性的な声を可能な限り弾圧してきた。外部の反中国勢力と結託し、国際的な「台湾独立」分裂活動に携わり、台湾海峡の平和と台湾民衆の安否を顧みず、ペロシ米下院議長の台湾地区訪問をかたくなに推し進めた。外国の力を借りて自らの地位を高め、大陸を挑発し、中華民族と対立する立場に立ち、両岸関係の平和的発展を著しく損ない、台湾海峡の平和と安定に深刻な危害を与え、両岸同胞の共通利益と中華民族の根本的利益に深刻な損害をもたらした。
われわれは蔡氏と民進党当局に対し、一個人と一政党の利益のために外部勢力と結託して「独立」を謀るという挑発を行うことは、最終的には自滅を加速させ、台湾を災難の深淵に追いやるだけだと厳正に申し渡す。「台湾独立」の分裂活動が目的を達することは決してなく、国家・民族の利益を売り渡す行為が必ず完全な失敗に終わることは歴史が証明しており、これからも証明し続けるだろう。いかなる人もいかなる勢力も、国家主権と領土保全を守るという中国人民の強い決意と確固たる意志、強大な能力を過小評価してはならない。