アフリカの人々の幸福のために本当に尽力しているのは誰か　中国外交部

 【新華社北京７月２３日】中国外交部の汪文斌（おう・ぶんひん）報道官は２２日の定例記者会見で、アフリカ２５カ国の政策立案者千人以上がケニアのシンクタンク「インター・リージョン・エコノミック・ネットワーク（ＩＲＥＮ）」が実施したアンケート調査への回答で、中国によるインフラ建設などのプロジェクトの速さと信頼性は欧州連合（ＥＵ）を上回ると表明したことを受け「何が本当の高品質なのか、誰が本当にアフリカの人々の幸福のために尽力しているのか、アフリカの人々の心の中には自らの物差しがある」と述べた。発言要旨は次の通り。

 インフラ整備の遅れがアフリカの発展を制約するボトルネックの一つになっている。中国は力の及ぶ範囲で、アフリカの自主的で持続可能な発展に貢献するため、さまざまな形での協力を通じ、アフリカ諸国のインフラ水準向上を支援してきた。中国・アフリカ協力フォーラム（ＦＯＣＡＣ）設立以来、中国企業はアフリカで鉄道を１万キロ以上、道路を１０万キロ近く、橋梁を千本近く、港湾を１００カ所近く建設したほか、多くの病院や学校も建設してきた。一部の勢力は中国とアフリカの協力を中傷し、いわゆる「質の高いインフラ設備」なる概念を売り込んでいるが、何が本当の高品質なのか、誰が本当にアフリカの人々の幸福のために尽力しているのか、アフリカの人々の心の中には自らの物差しがある。

 中国は常に、アフリカは国際協力の大舞台であるべきだと考えている。各国はアフリカの主権を尊重し、アフリカの声を聞くことを前提として、それぞれの強みを発揮し、アフリカの人々のためにより多くの良いことや実際に役立つことをするべきだ。