米国は宇宙空間の軍事化・兵器化への歩みを止めるべき 中国外交部

米国は宇宙空間の軍事化・兵器化への歩みを止めるべき 中国外交部

新華社 | 2022-07-20 13:46:34 | 編集: 陳辰

   【新華社北京7月20日】中国外交部の趙立堅(ちょう・りつけん)報道官は19日の定例記者会見で、米宇宙軍が創設した国家宇宙情報センターを巡り、米国の宇宙領域での拡張と勝利を得るための戦略的野心を示しており、世界の軍拡競争の宇宙への拡大という情勢を激化させ、人類全体の安全保障を脅かすと指摘されていることについてコメントを求められ、次のように述べた。

  宇宙空間は国際領域で、人類の安全保障や福祉と密接に関係している。宇宙空間での軍拡競争を防ぐことは、宇宙空間の平和で安定的かつ持続可能な利用を確保するための重要な前提だ。

  米国は宇宙空間の「兵器化」と「戦場化」の主な推進者だ。長期にわたり、米国は宇宙空間を主導する戦略を実行し、宇宙空間を公然と「作戦領域」に位置づけるとともに、指向性エネルギーや対衛星通信システムなど複数の宇宙兵器の研究開発・配備に力を入れ、軍事演習を頻繁に行い、宇宙空間での軍事力建設と作戦準備を全面的に推し進めてきた。米国が情報窃取と接近偵察というやり方を宇宙空間にそのまま持ち込むことで、必ずや世界の戦略的安定に深刻で消極的な影響をもたらし、宇宙空間の平和と安全に深刻な脅威をつくり出すだろう。

  米国は宇宙空間で責任ある行動を取り、宇宙空間の軍事化・兵器化への歩みを止め、宇宙空間の平和と安全の維持に向けしかるべき責任を確実に担わなければならない。

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