ギヨシェ彫り工芸家、匠の心で美しい時を刻む 河南省新密市

ギヨシェ彫り工芸家、匠の心で美しい時を刻む 河南省新密市

新華社 | 2022-06-14 15:41:05 | 編集:

   工房でギヨシェ彫り機を操作して時計の文字盤に加工を施す程育財さん。(5月24日撮影、新密=新華社記者/李安)

   【新華社新密6月14日】中国河南省新密市の職業技術教育センターで「ギヨシェ彫り」技術を指導する1978年生まれの程育財(てい・いくざい)さんは、同技術を習得した数少ない工芸家の一人で、2020年に同省の工芸美術大師の称号を授与された。

   ギヨシェ彫りは、手動旋盤を補助的に用い、指で彫刻面の模様の深さや均一さを加減しながら、精緻で美しい模様を彫り上げる装飾工芸であり、高級時計や宝飾品の製造においても重要な工程となっている。

   程さんは13年、収集家のところでたまたまギヨシェ彫りが施された青いたばこ入れを目にし、その美しい花模様にすっかり魅了されてしまった。15年末には勤めていた銀細工の会社を辞め、ギヨシェ彫りの道に進む決意をした。

   17年には自身の開発したギヨシェ彫り機が国家発明特許を取得。20年には、程さんが披露したギヨシェ彫りが全国第1回職業技能大会の「中華絶技」実演部門で「最も人気のある中華十大絶技」の一つに選ばれた。

   程さんによると、ギヨシェ彫りは複雑で繊細な作業で、極めて高い精度が要求される。時計の文字盤に一般的なギヨシェ彫りを施すのに7~8時間ほど、複雑な模様となると20~30時間以上かかるという。

   程さんはギヨシェ彫りの技術を磨く一方、後進の育成にも力を注いでおり「世代を超えてこの技術を伝えていきたい。多くの人たちにギヨシェ彫りを知ってもらい、広めていきたい」と語った。

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   工房で琺瑯(ほうろう)顔料を選ぶ程育財さん。(5月24日撮影、新密=新華社記者/李嘉南)

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   工房でギヨシェ彫りの作品を制作するために琺瑯(ほうろう)を焼く程育財さん。(5月24日撮影、新密=新華社記者/李嘉南)

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   程育財さんの工房で制作した、ギヨシェ彫りを施した銀時計の文字盤。(5月23日撮影、新密=新華社記者/李嘉南)

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   程育財さんの工房で制作したギヨシェ彫り作品。(5月24日撮影、組み合わせ写真、新密=新華社記者/李安)

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   工房でギヨシェ彫り機を操作する程育財さん。(5月24日撮影、新密=新華社記者/李安)

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   工房でギヨシェ彫り機を操作して時計の文字盤を加工する程育財さん。(5月23日撮影、新密=新華社記者/李安)

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   工房で加工した時計の文字盤に加熱処理を施す程育財さん。(5月24日撮影、新密=新華社記者/李安)

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   工房でギヨシェ彫りを施した時計の文字盤を確認する程育財さん。(5月24日撮影、新密=新華社記者/李安)

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   工房でギヨシェ彫り機を操作して時計の文字盤に加工を施す程育財さん。(5月23日撮影、新密=新華社記者/李安)

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   工房工具を研ぐ程育財さん。(5月24日撮影、新密=新華社記者/李安)

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   工房で弟子に機械の操作を指導する程育財さん(右)。(5月24日撮影、新密=新華社記者/徐嘉懿)

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   工房でギヨシェ彫り機の操作を学ぶ弟子たちを指導する程育財さん(左)。(5月24日撮影、新密=新華社記者/李嘉南)

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   工房で弟子たちとギヨシェ彫り機を分解する程育財さん(左)。(5月24日撮影、新密=新華社記者/李安)

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   工房で弟子たちにギヨシェ彫り機の操作を説明する程育財さん(左)。(5月24日撮影、新密=新華社記者/李嘉南)

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   工房で機械を分解する程育財さんの弟子。(5月24日撮影、新密=新華社記者/徐嘉懿)

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   工房でギヨシェ彫りを施した時計の文字盤を確認する程育財さん。(5月24日撮影、新密=新華社記者/李安)

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   工房で時計の文字盤の厚みを測る程育財さん。(5月23日撮影、新密=新華社記者/李安)

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