多くの加盟国はウイルス発生源問題の政治利用に反対 WHO幹部

多くの加盟国はウイルス発生源問題の政治利用に反対 WHO幹部

新華社 | 2021-08-05 08:20:15 | 編集:

   【新華社ジュネーブ8月5日】世界保健機関(WHO)緊急対応責任者のマイケル・ライアン氏はこのほど、WHO加盟国の大半が、新型コロナウイルス発生源研究の政治利用をやめるべきと考えており、やめなければ解明の条件が整わないとの認識で幅広く合意していると明らかにした。

   ライアン氏は7月30日に開かれたWHOの新型コロナに関する記者会見で、「中国を含むほとんどの加盟国が、ウイルス発生源研究のプロセスを進めるために、次に何をすべきかを積極的に検討している」との考えを示し、発生源研究に対する中国の貢献を評価。発生源研究のプロセスは引き続き科学的ガイドラインに沿って進められるべきであり、WHOは国際社会の協力と支援を得て、世界各地で研究作業が継続されることを望むと述べた。

   ライアン氏はこれまでもWHOの新型コロナに関する記者会見で、中国で実施されたウイルス発生源研究は「非常に献身的かつ勇敢で忍耐強い国際的な科学者グループ」によるもので、提出された報告書も質が高く、今後の発生源研究の基礎となるべきだと繰り返し表明してきた。

 

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