中国新疆で綿花の収穫進む 機械化で効率高める農家

中国新疆で綿花の収穫進む 機械化で効率高める農家

新華社 | 2026-10-11 18:38:30

1日、沙湾市の綿花畑で機械を点検する陸徳文さん(左)とチームのメンバー。(沙湾=新華社記者/胡虎虎)

 【新華社ウルムチ10月11日】中国新疆ウイグル自治区で綿花の収穫が本格化している。天山山脈の麓に広がる綿花畑では収穫機のエンジン音が響き、沙湾市の綿花農家、陸徳文(りく・とくぶん)さん(35)も連日作業に追われている。陸さんは今年、1500ムー(100ヘクタール)の綿花栽培を請け負った。9月下旬から、自身の畑での収穫も終えないうちに、陸さんの収穫機チームのスケジュールは周辺の綿農家からの依頼で埋まった。中には遠く離れた新疆南部からの依頼もある。

 陸さん一家は4年前、収穫の機械化が進む市場の動向を捉え、収穫機の購入を決断した。これにより、自身の畑が効率化できただけでなく、他の農家の収穫を請け負うことで、さらに収入を得られるようになった。300万元(1元=約24円)以上する収穫機は、1時間当たり約20ムー(約1・3ヘクタール)の綿花を収穫できる。効率を高めるため、陸さんは4人の従業員を雇ってチームを結成し、2交代制で稼働させている。

1日、沙湾市大泉郷の綿花畑を進む、陸徳文さんのチームの収穫機。(沙湾=新華社記者/胡虎虎)

 10年前に父の陸高林(りく・こうりん)さんについて畑仕事を始めた陸徳文さんは、春の種まきから発芽、かんがい、収穫に至るまで、綿花の生育サイクルを一つ一つ学んできた。ここ数年は栽培技術の進化やスマート農機の普及を肌で感じてきたという。

 父親の時代に比べ、陸さんの業務は広範囲に及ぶ。自身の畑の管理だけでなく、チームの運営や事業拡大にも注力し、新しいタイプの農業経営主体への転換を図っている。

1日、沙湾市大泉郷三道溝村で、収穫機を調整する陸徳文さん。(沙湾=新華社記者/胡虎虎)

 新疆北部の主要な綿花産地、沙湾の綿花畑で見られる変化は、自治区全体の綿花産業の高度化を象徴している。沙湾市農業農村局の統計によると、今年の綿花作付面積は164万5700ムー(約10万9700ヘクタール)に上る。農作業の機械化率は99%を超えており、播種から農地管理、収穫に至る全工程でおおむね機械化を実現した。

9月30日、沙湾市大泉郷の綿花畑を進む、陸徳文さんのチームの収穫機。(ドローンから、沙湾=新華社記者/胡虎虎)

1日、沙湾市大泉郷の綿花畑を進む、陸徳文さんのチームの収穫機。(沙湾=新華社記者/胡虎虎)

9月30日、沙湾市大泉郷三道溝村にある自身の畑で綿花の生育状況を確認する陸徳文さん。(沙湾=新華社記者/胡虎虎)

9月30日、夕暮れ時の沙湾市大泉郷三道溝村で、チームを率いて依頼を受けた畑の綿花を収穫する陸徳文さん(右)とそばで見守る父親の陸高林さん。(沙湾=新華社記者/胡虎虎)

2日、沙湾市大泉郷三道溝村の綿花畑で撮影した、陸徳文さん夫妻と2人娘の家族写真。(沙湾=新華社記者/胡虎虎)

1日、収穫機の上部に積もったほこりや綿の殻などを掃除する陸徳文さんのチームのメンバー。(沙湾=新華社記者/胡虎虎)

上:1日、日の出前、沙湾市大泉郷の綿花畑で、オフロード車の中からスマートフォンを使って収穫機の稼働状況を確認する陸徳文さん。
左下:収穫機の稼働データを表示したスマートフォンの画面。 
右下:周辺の畑で作業中の同型収穫機の位置情報を表示したスマートフォンの画面。(沙湾=新華社記者/胡虎虎)

1日、収穫機を運転するチームのメンバーとトランシーバーで連絡を取り、注意事項を伝える陸徳文さん。(沙湾=新華社記者/胡虎虎)

1日、日の出の頃、沙湾市の綿花畑で、朝食をとりながら収穫計画を話し合い、機械の故障がないか点検する陸徳文さん(左)とチームのメンバー。(沙湾=新華社記者/胡虎虎)

1日、沙湾市大泉郷の綿花畑で、測定器を使ってモジュール(綿俵)の湿度を測定する陸徳文さん。(沙湾=新華社記者/胡虎虎)

2日、沙湾市の綿花畑で、収穫機にオイルと冷却水を補給する陸徳文さん(右)とチームのメンバー。(ドローンから、沙湾=新華社記者/胡虎虎)

2日、沙湾市の綿花畑で、収穫機にオイルと冷却水を補給する陸徳文さん。(沙湾=新華社記者/胡虎虎)

2日、沙湾市の綿花畑で、収穫を待つ農家から作業の予定について尋ねられる陸徳文さん(中央)。(沙湾=新華社記者/胡虎虎)

1日、チームのメンバーを連れて三道溝村の自宅に戻り休憩する陸徳文さん(右端)。(沙湾=新華社記者/胡虎虎)

上:春の播種期に綿花畑に種をまく機械。(2021年4月15日撮影)
中:夏の農地管理の時期に陸高林さんの綿花畑で農薬を散布するドローン。(2021年7月15日撮影)
下:秋の収穫期に綿花畑で作業する陸高林さんが手配した収穫機。(2021年10月24日撮影、沙湾=新華社記者/胡虎虎)

市街地から収穫中の綿花畑に遊びに来た2歳の孫娘・陸菀青(りく・えんせい)ちゃんを抱き上げてあやす陸高林さん。(2021年10月24日撮影、沙湾=新華社記者/胡虎虎)

綿花畑にドローンで農薬を散布する様子をそばで見守る陸高林さん。(2021年7月15日撮影、沙湾=新華社記者/胡虎虎)

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