
磐石市抗日闘争紀念館で展示を見学する来館者。(長春=新華社配信)
【新華社長春9月17日】中国東北部の吉林省磐石市にある抗日闘争紀念館には、見学者が絶えない。展示ケースには、情報の伝達に使われた花瓶や、擦り切れた革製の防寒靴など、東北抗日聯軍の兵士たちの厳しい戦いや暮らしぶりを伝える品々が並んでいる。
1931年9月18日、日本軍は九・一八事変(柳条湖事件)を起こし、中国への侵略を本格化させた。中国共産党の指導下で活動した東北抗日聯軍は、最も早い時期から日本軍と戦い、極めて厳しい条件の下で活動を続け、多大な犠牲を払った。14年間にわたる闘争を通じ、抗日戦争の勝利に大きく貢献した。吉林省には現在も東北抗日聯軍に関わる遺跡や史跡が数多く残り、人々が戦火の時代を振り返り、抗日聯軍の精神に触れる場となっている。
磐石市街から西に約20キロ離れた紅石砬子抗日根拠地は、東北抗日聯軍の形成と発展の重要な拠点となった地で、中国共産党が東北部に築いた最初の抗日遊撃根拠地でもある。2021年から発掘調査が進められ、確認された一部の遺構は一般公開されている。抗日闘争紀念館では、こうした東北抗日聯軍の歴史や関連資料を紹介しており、年間千回を超える解説が行われ、来館者数は年間20万人以上に上る。(記者/邵美琦、黄雨寒)