
木板画作品を創作する李玉蓮さん。(資料写真、淄博=新華社配信)
【新華社済南9月16日】中国山東省淄博(しはく)市淄川区寨里鎮の土湾村に住む李玉蓮(り・ぎょくれん)さん(64)は元々、農作業の合間に絵を描いていたアマチュアの女性だったが、絵に対する粘り強さと情熱を持ち続け、無形文化遺産技術の伝承者へと成長した。
李さんは幼い頃から絵を描くことが大好きで、拾った小枝を絵筆の代わりにして、鳥や草木、山や川など、身の回りの自然を描いてきた。

木板画作品を創作する李玉蓮さん。(資料写真、淄博=新華社配信)
2014年、淄川区のシニア向け生涯教育機関「老年大学」で中国画の講座が開講されることを知った李さんは、すでに50歳を過ぎていたが、迷わず絵を学ぶ道を選んだ。
2016年、李さんが不要になった木の板に即興で描いた作品が多くの称賛を集めた。李さんはこれにヒントを得て、中国画のキャンバスを高級書画用紙の宣紙から、農村でよく見られる廃棄された扉や木製のテーブル、ベンチに変えた。木材の自然な木目や形を生かしながら、ニワトリ、柿、ひょうたん(それぞれ吉祥、万事順調、福禄の寓意を持つ)など、中国で縁起が良いとされるモチーフを作品に取り入れていった。

李玉蓮さんの木板画作品。(資料写真、淄博=新華社配信)
李さんの「木板画」(板絵)は素朴で自然な創作スタイルで次第に広く認められ、作品は天津市や北京市、広東省などにも販売されるようになった。2020年、李さんは淄川区の無形文化遺産代表的項目「木板画制作技術」の代表的伝承者に選ばれた。
現在、李さんはニューメディアを積極的に用い、インターネットプラットフォームを通じて創作にいそしむ日常を発信し、より多くの人々に中国の農村の無形文化遺産芸術を知ってもらおうと努めている。また、休日には農村の子どもたちを対象にした無料の中国画教室を開き、これまでに100人以上の子どもたちに絵を教えてきた。(記者/朱暁光)

李玉蓮さんの木板画作品。(資料写真、淄博=新華社配信)

ライブ配信を通じて、自作の木板画を紹介する李玉蓮さん。(資料写真、淄博=新華社配信)

李玉蓮さんの木板画作品。(資料写真、淄博=新華社配信)

李玉蓮さんの木板画作品。(資料写真、淄博=新華社配信)