中国製電動二輪車、海外で販売拡大

中国製電動二輪車、海外で販売拡大

新華社 | 2026-06-11 14:15:45

広西チワン族自治区梧州市の電動自転車販売店で電動二輪車を選ぶ消費者。(2025年3月21日撮影、梧州=新華社配信/何華文)

 【新華社南京6月11日】中国で広く普及している電動二輪車が、海外市場でも販売を伸ばしている。交流サイト(SNS)では、中国製電動二輪車をネット通販で購入した様子を紹介する投稿が相次ぎ、再生回数が数十万回に達する例もある。動画には、電動二輪車で通学する米国の高校生や、配達に使う東南アジアの運転手、フランス・パリの街中を走る若者らの姿が映っている。

 業界関係者は、世界的なエネルギー需給の逼迫や原油価格の高止まりに加え、交通手段の電動化という流れや脱炭素化への共通認識の広がりが、中国製電動二輪車の海外販売を後押ししていると指摘する。

 データも好調ぶりを示している。2025年の中国の電動二輪車輸出台数は2670万台を超え、輸出額は68億2900万ドル(1ドル=約161円)だった。26年1~3月の輸出台数は前年同期比68・2%増の約720万台に上った。

 好調な販売の背景には、強固なサプライチェーン(供給網)がある。電動二輪車大手、雅迪科技集団(YADEA)が拠点を置く江蘇省無錫市錫山区では、周辺50キロ圏内に国内の主要メーカーが集積している。同区の年間生産台数は1500万台を超え、全国最大の完成車の研究開発・生産拠点であるとともに、部品の集積地にもなっている。

 無錫税関のデータによると、同市の電動二輪車輸出は9年連続で安定成長を維持しており、25年の伸び率は全国平均を14・0ポイント上回った。26年1~4月の錫山区の輸出額は前年同期比33・7%増の2億8700万ドルだった。

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