アモイ市の台湾客向け宅配受取所「B7快逓駅站」で荷物を確認する廖暁蕙さん。(5月8日撮影、アモイ=新華社記者/周義)
【新華社アモイ5月20日】中国福建省アモイ市の五通埠頭(ふとう)に、台湾地区の人々向けの宅配受取所「B7快逓駅站」がある。台湾の利用者は中国大陸の通販サイトで購入した商品をここに配送し、フェリーで訪れた際に自ら持ち帰る。運営するのは、台湾出身の廖暁蕙(りょう・ぎょうけい)さんだ。
台湾海峡両岸を行き来する多くの台湾の利用者にとって、廖さんは大陸での「宅配便コンシェルジュ」のような存在だ。ミルクティーやティッシュペーパーなどの日用品から、マットレスや洗濯機といった大型商品まで、大陸の通販サイトで購入した品物は次々とここに届けられる。
荷物を預けるためアモイ市の「B7快逓駅站」を訪れた台湾の利用者。(5月8日撮影、アモイ=新華社記者/周義)
廖さんによると、大陸のサイトから台湾に直接発送すると送料が高く、到着まで8~10日ほどかかる。一方、福建省と金門島・馬祖列島を結ぶ「小三通」を利用すれば、アモイに届いた荷物をフェリー利用時に持ち帰ることができ、時間も費用も節約できるという。気に入らない品は受取所に残してそのまま返品することも可能だ。
受取所の1日の荷物取扱量は100~400個に上る。廖さんは、大陸の商品の豊富さは想像以上だと話す。「鮮花餅(花のあんを詰めたパイ)やタニシビーフンなど、台湾では買えないものも多い」と語った。
アモイ市の台湾客向け宅配受取所「B7快逓駅站」で、利用者の預け品を確認する廖暁蕙さん。(5月8日撮影、アモイ=新華社記者/周義)
大陸の商品は品質が良く、値段も手頃だ。トイレブラシを例に挙げると、台湾では100台湾ドル(1台湾ドル=約5円)ほどするが、大陸では10元(1元=約23円)余りで買え、デザインも豊富だという。食洗機やロボット掃除機などの大型商品は、台湾では少なくとも大陸の2~3倍する。廖さんは、折りたたみ式オフィスデスクを担いで帰る若者も見かけたと話す。
荷物を受け取りに来た台湾の利用者がそのまま廖さんと世間話をしていくことも少なくない。フェリーの乗船手続きや大陸での移動・宿泊など、細かな困り事について相談を受けることも多く、廖さんは根気よく答え、サポートしている。観光シーズンには、利用者が旅行先の写真や観光情報を共有していくこともあるという。この受取所は、買い物拠点としてだけでなく、台湾の人々が行き交う交流の場ともなっている。
アモイ市の台湾客向け宅配受取所「B7快逓駅站」で荷物の情報メモを整理する廖暁蕙さん。(5月7日撮影、アモイ=新華社記者/周義)
アモイ市の台湾客向け宅配受取所「B7快逓駅站」で利用者の困り事を解決する廖暁蕙さん。(5月8日撮影、アモイ=新華社記者/周義)
アモイ市の台湾客向け宅配受取所「B7快逓駅站」で利用者と世間話をする廖暁蕙さん。(5月7日撮影、アモイ=新華社記者/周義)
アモイ市の台湾客向け宅配受取所「B7快逓駅站」で、利用者が預けたタニシビーフンを見せる廖暁蕙さん。(5月8日撮影、アモイ=新華社記者/周義)
アモイ市の台湾客向け宅配受取所「B7快逓駅站」で利用者の写真を撮る廖暁蕙さん。(5月8日撮影、アモイ=新華社記者/周義)
アモイ市の台湾客向け宅配受取所「B7快逓駅站」で利用者のスーツケース内の預かり品整理を手伝う廖暁蕙さん。(5月8日撮影、アモイ=新華社記者/周義)